ひとり社長がひとりで法人の電子申告と電子納税までできました

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昨年2月1日に設立して今年1月31日に期末を迎えた法人の、第1期決算処理を終えました。個人の確定申告と違ってやたらと大変で、2週間ほどかかりっきりでした。昨日から開放感に包まれています。

ひとり社長の会社で、いばれることではないですが当然に赤字です。しかも、どんぶりですから思ったよりずっと赤字でした*1。複雑なスキームなど使わずとも法人税ゼロで、都民税が初年度で64,100円です。よって、税理士さんに依頼しませんでした。書籍とネット検索、そしてマネーフォワード クラウド会計(ライトプラン)のおかげでひとりでもすべての申告を終えられました。

初回はひとつひとつに時間がかかるわけですが、仕訳に時間をかけすぎました。実際、アマゾンでカード決済した備品などの仕訳は、自動取り込みでも面倒です。そこで、最強の勘定「社長借入金」の登場です。難易度が高い現金勘定はもちろん、個人クレジットカードもSuicaもPayPayもすべて社長が立て替えた処理にします。もっと早く気付けばよかったです。

また、不動産の業界団体に支払った高額な入会金などの仕訳や固定資産への計上も、団体によるいい加減な公式説明に惑わされ、何度もやり直しました。さらにこの業界には実質強制加入の政治団体があって、献金なのか寄付なのか微妙なお金は法人ではなく個人名義だったり。このあたりはどこかでまとめますが、会社のサイトのほうがよいかなぁ。

さて、わりと大切なポイントは「ラクできそうなクラウド会計は電子申告できないし、さらに申告書の作成もできない。できるのは決算書作成まで」です。この境目の実感は、最後になるまで本当にわかないものです。20枚ほどになる申告書の作成は税理士の牙城であり、電子申告を推奨する書籍も皆無のようです。それでも今回は、無償のe-taxソフトとPCdesk(eLTAX)を使い、ひとりですべての申告書の作成と電子署名と送信による電子申告、そして電子納税も完了しました。

もうひとつ。途中でいろいろな誘惑がありますが、断ち切ったほうがラクですね。数円の銀行口座の利子を仕訳から省いてみただけでも、そのあとの処理がむしろ何倍も面倒なんです。隠し事はなおさらでしょう。とにかく、ありのままを処理するのが、まずはよさそうでした。

新版 ひとり社長の経理の基本

新版 ひとり社長の経理の基本

*1:勤め人をやめたあと1年目の「感覚と数字のズレ」が激しいことは、だれもが経験することなのでしょうか。先行投資♪みたいな前向きな気持ちも、数字では残酷なものです。