年収1000万円サラリーマンが受け取る退職金

f:id:tak_jp:20181008075041j:plain 早期退職に関する記事は近ごろはほとんど目にしなくなりましたが、この、退職金についてのメモです。自ら退職届を出す場合を自己都合、早期退職制度などを会社都合とします。

退職金の額は、まずは基礎となる基本支給額があります。給与、その会社における勤続年数、その勤続年数と連動する係数の3点の数式で金額が決まる会社が多いでしょう。会社の貢献に応じてお金を支給するのが趣旨ですから、定年まで勤めてもらって「手厚く」支給するのが一般的です。

そうすると、直近で年収1000万円の従業員の退職金は、勤続年数がわかればすぐに算出できそうですが、基本は基本、金額確定にはもうひとつだけ「重要な係数」があります。

自己都合の場合の支給額は基本×75%、会社都合は基本×200%が一般的です。基本、つまり100%は定年による退職だと思えば間違いないでしょう。モデルケースでは勤続30年の年収1000万円で基本が3083万円、自己都合が2312万円、会社都合が6166万円です。

さて、別の話です。年収500万円をスタートに、5年ごとに「年収20%アップ」で転職したとします。22歳から30年間働いたとき、つまり6社目を辞めた52歳(年収1244万円)における「受け取った退職金の総額」は6社合計で1163万円です。すべて自己都合とし、細かな計算の説明は省きます*1

30年間、転職ゼロで52歳(年収1000万円)で会社都合の場合は、繰り返しですが6166万円です。年収800万円では4933万円です。52歳という年齢では失業保険が270万円ほど支給されます。そのうえ「自分からクソ会社辞めてやったぜ!ハハ」という全能感もついてきます*2

「え、なんか納得いかないけど、そんな世の中でいいの?」。自己研鑽に励んで自ら転職できるひとは強者、のんべんだらりで追い出されるひとは弱者なんです。まあ、世の中、理不尽が基本ですからね。自分があれこれ仕事選べるだけでも幸せだと思っています。

*1:ちなみに、6社すべてが会社都合だったとしても6社合計で3101万円です。転職による退職金の減額は、それほどまでインパクトが大きいのです。

*2:法的に一方的な解雇はできませんから、会社都合の場合でも自己都合と同じくあくまで自分が退職を選ぶという体裁をとります。