四半世紀前のインターネットと仕事と結婚

f:id:tak_jp:20180810091911j:plain 今週のお題「わたしのインターネット歴」

1994年の今ごろの季節、高校時代の同級生が慶応のSFCというところに行ったそうだということで、何人かでボロい車乗って彼のアパートに遊びにいきました。海はもう波が高くなっていました。

受験をしたことも、目指したこともない私は、外の世界を知りませんでした。初めて足を踏み入れた「外の世界にある学校」が、彼が通う慶応のSFCでした。海辺の学校で、都会と隔離された、のんびり牧歌的な日々を過ごしているかと思っていました。そんなところの教室なんて見てもどうにもならないし、それより海行こうぜ、と思っていました。

教室には、SunやSGIのクソ高いワークステーションがずらっと並んでました。現実社会とは思えないものすごい未来がそこにあり、本当に衝撃を受けました。

「へ、へー、マッキントッシュじゃないんだ」「マック? ははは。マックかー。マックねー。マックじゃインターネットできないでしょ? ははは」「インターネット?」「おっと、そこから説明しなければならないのか、一般人には。ははは」。

もともと性格にはやや難のある彼でしたが、また、教え方にもやや難のある彼でしたが、MOSAICを使ってhttpでWWWにアクセスしてみせてくれました。いまでいうインターネットがこれなのですが、当時はGopherなども現役で、みなが自己アピール兼ねてこのへんの違いを意識していたのでした。

当時、米国でクリントンが「情報ハイウェイ構想」を掲げていましたが、インターネットと明確にリンクして語られていたものではありませんでした。日本ではニフティや東京BBS、ゆいねっとの全盛期でした。インターネットの仕組みはともかく、Hypertext(HTML)による画面表示とリンクは、想像を超えた世界でした。

その後、年末にFMV DESKPOWERを買って、LinuxSlackwareに挫折して、Windows 3.1でChameleonをTCP/IPスタックにして云々といった「インターネットデビュー」の話は省略し、ともかくいまでいうIT系の会社に就職します。4社、22年間にわたるIT業界でのお仕事のきっかけは、およそ四半世紀前の今ごろに、SFCでみたインターネットの世界でした。

さて、2005年、私はIPv6の「神」と知り合いになります。どう説明するのがよいのか……新しいインターネットの世界をつくる中心にいるメンバーでよいでしょうか。

きっかけは、2008年に完成する同じマンションを買ったことでした。Twitterというものも、彼に教えてもらいました。ブログやmixiでのからみを経て、彼の呼びかけで10人くらいで集まることになりました。

ただ、彼はマンションに入居することなく亡くなります。私がmixiにあるそのコミュニティの管理人を彼から引き継ぎ、でもマンションを売ったタイミングでまた引き継ぎました。

それから何年かたって、私は結婚します。相手は、彼の呼びかけで集まった10人くらいのうちのひとりでした。彼女もとっくに離婚してマンションを売り、まったく偶然に出会い、結婚しました。彼の引き合わせですね。

とまあ、「私は、仕事も結婚もインターネットがきっかけでした」がひとことでのまとめなのですが、少し長めに書いてみました。