暑い夏が、これからもっと暑くなるわけですが

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気温のボラティリティ(変動の激しさ)が高まっています。日本で、ではなく地球規模で「暑すぎる」「寒すぎる」この頃です。今年の4月も、大谷選手が登板予定だったMLBの試合が、雪の舞う「零下」の気温を理由に中止になったりしていましたね。

株式投資に関する優れた古典は「この図は何のグラフかな? あなた、株だと思ったよね。残念! ただの気温のグラフなんだよ」といった内容にページが割かれています。株も気温も「専門家がそれっぽいデータを持ち出して予測するけどあたらない」点では同じで「ランダムに動く」のが原則です。

上げ下げの「幅」は、株では「市場にどれだけのお金が集まっているか」に依存します。同じように、この地球の「暑すぎたり寒すぎたり」も「どれだけのエネルギーが集まっているか」に依存するようです。地球の核の熱だったり、宇宙からのあれこれだったり、人間の文明化がもたらしたそれやこれやだったり。

地球はでかいので、気温のボラティリティが「人間の時間感覚で」短期間に低くなることは期待できず、「宇宙の時間感覚で」当面は高まっていく傾向にあるでしょう。

したがって「この暑さ、どうにかならんもんか」と地球や宇宙を相手に愚痴るのはまったくのムダです。人間が自分でなんとかする必要があります。ただ、とても残念なことは、人間は氷河期を前提に生命を残し、遺伝子をつなぐようにできている生き物だということです。「寒くてもなんとか生き延びるための身体機能は山ほどあるけど、暑いときの機能は汗ながすくらいしかなくて、しょぼい」生き物なのです。

さて、能書きはともかく、実践です。これから、夏を迎えるたびにもっともっと暑くなっていく前提で、暑さ対策にとりくんでいきます。

人間には、暑いときに「汗をかく機能」しかないことがポイントになります。暑いとき用の機能を進化させるにはあと数千年かかるでしょうから、私たちの世代はこの唯一の機能を大切にしなければなりません。

炎天下で運動したりして汗をたくさん流すのは逆効果です。真夏の直射日光は、人間の身体の想定以上の温度ですから機能を麻痺させ、狂わせます。真夏には、通気性のよい長袖を着るべきです。人間の肉は蓄熱性も高いので、窓辺のカーテンのように間にある「布」で日光を遮ることが有効です。砂漠でも東京でも、炎天下では半袖よりも長袖のほうが涼しく感じるのです。

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冷房の効いた部屋にずっといて汗を出さなくするのも、汗かき機能にはよくありません。「じゃあなんだ、オフィス出て、公園でぼけっとすればいいのか?」。やっぱり長袖で直接の冷気を遮るのが有効なのと、冷房の効いた部屋では時おり白湯など温かい飲み物をのむのがよいです。冷たい飲み物は、飲む量を少なくします。

家に帰ったら、毎晩、寝る前に10分間の入浴(湯船につかる)です。シャワーで済ませるのはNGです。わが家では真夏でも「バスクリン 薬湯すっきり発汗浴」を使っています*1。自律神経を整えるのに効きます。

寝るときは、冷房をつけずに弱い風の扇風機に頼るのが基本です。ですが、暑いと眠れず、免疫が落ち、自律神経的にもよくないので、わが家では一晩中冷房をつけています。寝室の窓側全面がルーフバルコニーに接していて、真夏の太陽光をよく蓄熱して夜でもムワっとしているコンクリと隣り合わせなので仕方ありません。冷房の設定温度は29度。ルーバーの風向きは体に直接当たらないように固定して、風量は最弱。扇風機との組み合わせで快適な空間にしています。パジャマは夏向けの生地で、もちろん長袖です。

食べるものは書くときりがありませんが、一年を通して同じです。夏だから冷たいものを、なんてことはしません。朝は熱いコーヒーを3杯飲みます。冷蔵庫に常備しているペリエ(500ml ペットボトル)が、冬の2倍くらいのペースでなくなっていくくらいです。

まとめると「汗をかかないようにするから汗をかくことをコントロールするへ」でしょうか。陽射しが強いからと半袖シャツで外をうろつき、暑いからと冷たい飲み物たくさん飲む生活を続けていると、東京では5年後に後悔していそうです。気温のボラティリティが高まる地球では「その場しのぎの暑さ対策」は悪い結果しかもたらしません。汗かき機能を守るためには長袖、白湯、発汗浴といった、人間の本質をとらえた取り組みが必要そうです。

*1:入浴剤はクナイプはもちろん、iHerbでみつけたどこそこの岩塩やらエプソムソルトやらを思いっきり輸入してバスオイルと組み合わせたりしましたが、バスクリンに落ち着きました。