都内で災害がおきても安心安全な場所

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日本は山林、山岳に恵まれ、海に恵まれ、豊かな水源に恵まれている一方で、どうしても台風による水害、地震による災害から逃れられません。京都のように「4000年、揺れたことない」というエリアもありますが、それでも水害からは逃れられません。

都内の引越し回数が23回と多めの私と妻も、あちこちでいろいろな自然災害にあいました。たどりついた答えは「昔から人気の場所に住む」でした。昔というのは、10年前などではなく、貝塚縄文土器が発掘されたレベルの「昔」からの人気エリアです。

不動産屋は、特定のエリアをもちあげて他を下げたりすることは基本的にはありません(できません)。「売れればなんでもいい」と思っているプロは絶滅したものの、それでも「すべての不動産を商品として流通させるのが使命」と考えているプロは多くいます。

人命にもかかわる災害に関しては、土砂災害警戒区域、洪水ハザードマップでの浸水地域は、不動産業者はお客様に必ず説明し、納得の上で契約するプロセスになっています(重要事項説明書への記載も法律で定められています)。

しかしながら、住宅ローンがとおり、新築であれば信頼をした営業、中古であれば売主も司法書士も双方の不動産屋も勢揃いした場でそのようなことを初めて聞かされて「やっぱりやめます」ができるひとは、なかなかいないと思います。

SUUMOなどのポータルでも、リクルートによる丁寧な指導のおかげできれいな写真や動画が並び、スマホ片手になんでも確認できますが……備考欄に「土砂災害警戒区域です」「洪水ハザードマップの浸水地域に指定されています」とは書かれていません*1

災害などのいわゆる「ネガティブ情報」は不動産屋から事前に聞き出すのももちろんですが、スマホで簡単に調べることができます。まずは、ググって調べてみるのがよいと思います。

どの行政機関も積極的に情報を開示し、私たちはいつでもどこでも簡単に情報にたどり着ける時代です。それでもダメなエリアに家を買ったり住んだりするのは、なんというか、やっぱり自己責任といわれても仕方ないかもしれません。

マズローの5段階がー、承認欲求がー、などと小難しいことは言いませんが、私は「下界を見下ろせる眺望とか高規格が自慢の設備とか自分らしく暮らすゆとりの間取りとかではなく、安心安全な立地に全フリ」がよいと思っています。それをクリアしてなお余裕があるのなら、日当たりや眺望、設備の充実度や建物の新しさ、部屋の広さを求めていくのが住まいの正しい選び方だと思っています。

その意味でも、よくある「駅距離をとるか部屋の広さをとるか」「狭いけど新築にするか中古で部屋の広さをとるか」といったのんきな比較はやめたほうがよいかもしれません。マンションは「立地が100%」です。

もちろん、駅近ならどこでもよいわけではないですし「ここはよさそう」「ハザードマップでは指定されていないけど、ここは……ちょっと」といった自身の直感も大切ですね。このあたりは、IT大好きな私もストリートビューに頼ることなく「現地を自分で歩きまくって」確認します。そして、何年も住んだことがあるなどの土地勘があるのが一番です。

それでも「よくわからん」ことが多いのが不動産です。そんなときの「昔から人気の場所に住む」は、この災害だらけの日本でも、長年にわたってひとが好んで暮らしてきた「災害に強い場所に住む」ことになります。スマホで「災害に関するネガティブ情報」を行政のサイトなどで調べてみると「うーん、結局は都心駅の駅近がよさそうなのか?」など、いろいろと見えてくると思います。

*1:チラシ(マイソク)に書かれていることは多いです。メディアに応じた情報の取捨選択には業界の慣習があるかもしれません。