「Rez Infinite」で世界ランキング10位に

f:id:tak_jp:20180703090734j:plain

自宅PCでシューティングゲームRez Infinite」を遊んでいます。17年前、2001年にDreamcastPS2で発売された私が大好きなゲームが、今風に「VRに対応してPS4Windows(Steam配信)で発売されているのです。

VRかあ……わが家のVRバイス「Oculus Go」はトータルでも数時間だけ頭にかぶったっきり、すっかり放置されています。また、Windows用のゲームでVRを体験するには、Oculus RiftやHTC Viveといった別のVRヘッドセットを「高いお金を払って」揃える必要があります。さらにその前に、PCが「スペック高め」でないとVRダメです。

自宅PCのDell Inspiron 24 5000(5475)は、AMD A12-9800E(4コア、TC 3.8GHz)に独立GPUとしてRadeon RX560を搭載したモデルです。PS4くらいの性能は出るのですが、これ、PC界では「スペック高め」ではなく「むしろしょぼいほう」です。「省電力に全フリした」ことが特徴であり、VRは諦めるべきスペックです。さいわいなのは「Rez Infinite」はVR「専用」ではなく、VR「対応」のため、従来の2Dでも楽しめることです。

さて、「Rez」といえばプロデューサーの水口哲也氏です。私も氏の影響を受けています。柴田元幸の翻訳もの*1ばかりを好んで読んでいたころに紹介されていたナンシー・ウッド「今日は死ぬのにもってこいの日」は、今でも年に一度ほど読み返します。ワシリー・カンディンスキーも(複製画を)買い求めました。「砂漠で大人になる儀式」をしていたことをおぼろげながら記憶していたので検索すると……ありました。

September | 2000 | 水口哲也の仕事とプロフィール、そしてブログ

こういった「原始的な」なにかの体験、どういう形がよいのかわかりませんが、やってみます。もう、大人というよりもおっさんですが。

Rez」に戻って……このゲームは音楽が最大の特徴です。参加アーティストは当時のテクノ系トップがぞろぞろで、豪華そのものです。

1990年代は私も音楽に心から、どっぷり浸かっていました。コンビニ深夜バイト仲間の紹介で渋谷のJR線路わきにあるボロビル2Fのちっさな中古レコード屋で働き、シスコ(CISCO)に入り浸っていた時代です。新年も渋谷のパーティで迎え、もちろんHardfloor初来日のリキッドルームも欠かさず、オリバーにサインもらっ……とかどうでもよくて、「RezUnderworldの曲だよね、知ってるー」という世代です。

創作もしていて、機材はアナログシンセのJuno 106に(TB-303が買えないので)Bass Station、(TR-808が買えないので)BOSSのドラムマシン、それに4トラックのテープレコーダーだけ!でした。それでごにょごにょ曲つくって吉祥寺の「33」で自作カセットを売ったりしていました(売れたわけではない)。

自分語りはともかく、「Rez」は音楽にくわえて、ゲームとしての完成度も高いです。オリジナリティにあふれているかというとそうでもないんですが、シンプルなロックオン型システムの元ネタは「アフターバーナー」のようでいて、チームアンドロメダのスタッフも手がけていることから「パンツァードラグーン」の系譜でもあります。「Rez」はそれらの「脳的な気持ちよさ」を追求した感じです。

そんな17年前のゲームを先週末にダウンロードしたところ、通しプレイで1回目なのに全面クリア! うーん、なんでしょう、地味に「人間ってすごい」と思います。

たしかに、17年前は本当に没頭して遊んでいました。仕事では、世界的な業績悪化から「部門の人員の7割が一日でクビ」になって呆然とするまもなくクソ忙しかったはずなのに、これだけは遊べていました。「脳的な気持ちよさ」、17年たっても忘れられなかったんでしょうか。

そして、昨日(条件を満たすと出現する)Lost Areaをクリアしてスコアランキングをみると、10位! オフラインの「オレのなか」ランキングではなく、「世界中のツワモノどもが競う、オンラインのランキング」です。

ええ、もちろん「10位? 1位だけが勝者だ。2位だって敗者のトップに過ぎない」です。わかっています。しょぼいスペックのPCと、アマゾンで買った2000円くらいのしょぼいゲームパッドと、しょぼいおっさんで、ここから世界のトップ目指していきます。

今日は死ぬのにもってこいの日

今日は死ぬのにもってこいの日

*1:ポール・オースターやスティーヴ・エリクソンの翻訳といえば柴田元幸氏ですね。渋谷のパルコブックセンターではいつも平積みでした。小沢健二が東大時代に師事していたそうです。