シングル女性のマンション購入 その4 「どこから買う?」

f:id:tak_jp:20180620104540j:plain 最後に、まとめと、どこから買う?です。くわえて、「ググると、いまは買い時じゃないって記事がたくさん出てくる」ことに少しだけ触れておきます。

東京オリンピックあるでしょ。あの後に不動産価格が下がるっていうから、それまで待つの」。この考えへのオブジェクションハンドリングは不動産業界で花盛りなわけですが、「需要の先食いゆえにいまは高値だ」は経済学の原則から事実なのでわざわざ否定するようなものではないでしょう*1

ただ、思い出すとよいのは、先人たちの教えである「迷う理由が金額なら買え、買う理由が金額ならやめておけ」です。人生は、運命的な出会いがあればと願いながら、マンションが買いたい価格まで下がればと願いながらただ受け身で待てるほど長くはなく、赤の他人のPV稼ぎ用ヨタ記事や過去の統計をみて自分の考えや未来の可能性をせばめるべきものでもないでしょう。

まとめにはいります。

まずは「立地に全フリ」で考えるのがよさそうです。「いまの勤め先」へのアクセスのよさは考えないことこそが「自由」です。もちろん、結果的に好アクセスになることがほとんどです。そのような立地は、弥生式土器が出てきたレベルで昔からひとが好んで暮らしていた場所でもあり、地盤は強固です。

揺れない地盤ですから、地盤改良や免震装置もいりません。昔から不動産デベロッパーが気合を入れて開発していたことから、築古でもよくできた物件が見つかります。実需であれば、旧耐震であることも「安く手に入る」という実利で最大のメリットになるだけです。

高額な買い物ですから「買っていいか迷う」ことは避けられません。それも、「利回り5%」での判断を使いつつ、物件価格を(どんなに高スペックな方でも)5000万円以下に抑えることで、納得感もありつつ将来の柔軟な変更にも対応できるだけの「余力=自由」をもてるでしょう。

いやいやそれでも古いのはちょっと……」。自分も(私も)、とっくに「古い」んです。「若手がちやほやされ、古くなったらポイ」を受け入れるほど私はさばけてはいませんし、多くの方が同じだと思います。そして、築古を「オンボロ」で片付けるのではなく、その年代の建築物としての「よさ」「味わい深さ」を見つけてあげられると思います。

ここから先は100%ポジショントークです

都心やその文化圏にある人気駅の築古リノベ済マンションは、「新築ではない」「新耐震基準ではない」というだけで、「なにかを諦めなければならない」といったことがありません。5000万円の予算があれば、新築と見間違う「高規格品の建具をつかった内装」の物件を、一等地でいくらでも探すことができます。

また、「働く女性」の多くは「地域限定」での家探しはしません。一方、上京して学校に通う学生、子どもが小学校に通うご家庭などは「地域限定」で家探しをします。ほとんどの不動産屋さんは大手であればあるほどその「最大の需要」に最適化した「地域密着型」店舗経営を目指します。「働く女性」にあわせた案内はできないことが多いのです。

というわけで、築古リノベ済マンションを探したいシングル女性の方は、「地域を問わない情報収集に長けた、ネット集客型の新しい不動産屋さん」を探すことをおすすめします。では。

*1:もちろん、現実の世界では「未来は予測できない」が正しいです。厳しい投資の世界でファンドマネジャーとして長年生きぬいてきたすべてのひとが同じことを言うわけです。ぬるい不動産業界の片隅にいる、金融工学を1ミリも理解できないモノ書きに「小学生の自由研究並みのグラフ」つくったよといってみせられても、コメントしようがないというのが正直なところなのです。