「毎朝」の、喫茶店を少し超えるくらいの美味しいコーヒーのいれかた

f:id:tak_jp:20180610103912j:plain茶店を少し超えるくらいの美味しいコーヒーのいれかたのメモです。「休日の午後のひととき、陽の射し込む窓辺、イタリアでみつけたお気に入りのカップで」ではなく、「毎朝の、朝ごはん準備というクソ慌ただしいなか」でのコーヒーのいれかたです。

45歳のおっさんが自分勝手に書いても価値ゼロですから、達人にアドバイスもいただきました。コーヒーに関する世界最強、最難関資格らしい「Qグレーダー」所有者である友人のS氏です*1

前置きはともかく、必要な道具です。

  • ハリオ V60珈琲王
  • ボダム Bistro コーヒーグラインダー
  • カリタ コーヒーストッカー 200N(2個)*2

メインとなるV60珈琲王は「水とコーヒーの粉をセットしてスイッチを入れるだけ」とシンプルなので手順などは不要なくらいです。それでも、忙しい朝のための工夫はできるもので、わが家の手順をメモしておきます。

  1. V60珈琲王のタンクにサーバーを使って浄水を注ぎ、開始スイッチをON*3。ポコポコと数分かけてお湯がわくわけですが、まだドリッパーもセットしていないのでさっさと次の手順へ。
  2. ドリッパーに紙のフィルターをセットします。
  3. 冷凍庫からコーヒーストッカーを取り出して、計量スプーンで豆をコーヒーグラインダーに投入しスイッチをONにして開始。「グオぉぉぉぉー」と豆がひかれている10秒から15秒の間に、コーヒーストッカーを冷凍庫に戻したり、冷蔵庫から牛乳を取り出したり、食器棚からコーヒーカップを取り出したりできます。
  4. 粉になったコーヒーをフィルターに「どばばばっ」とあけて、ドリッパーをサーバーの上にセットします。あとは蒸らしや抽出を待つだけです。わが家では、ここから妻が朝ごはんのおかずをお皿に盛り付けたりします。

V60珈琲王は「ハンドドリップを再現」したコーヒーメーカーです。コーヒー好きの多くのひとが絶賛していますね。私も珈琲王V60の前に使ったコーヒーメーカーは5台くらいで、それでも結局はハンドドリップをしていました。V60珈琲王による完全自動化のおかげで、ハンドドリップから解放されました。朝の忙しい時間でのハンドドリップは「心のゆとり」よりもむしろ「イライラを生むもと」になりかねません。

V60珈琲王は洗い物や手間が増えなかったのもよかったです。半年に一回ほどのクエン酸洗浄は必要ですが、ふだんはサーバーとドリッパーを食洗機につっこむだけです。奇妙、複雑な形をした部品などもなく、本当に気楽です。そもそも、V60珈琲王は、すでに汎用品として売られていたサーバーやドリッパーに「湯沸かしと蒸らし機能を備えた装置」をセットにして売っているものです。専用部品は存在しませんので、うっかりガラスを割ったりしてもネットで数百円からあるサーバーやドリッパーをポチるだけです。

グラインダーも本当にいろいろ試しました。多くのグラインダーは使ったあとは周囲に粉が飛び散ります。これを抑える方法はないものか、焙煎などで飛散量は変わるものなのかといった疑問について、S氏は「飛び散るのは仕方ないよ。静電気がどうこうなんて気休めもいいとこ。ウチなんてこんなだよ」と粉が目一杯散らばった写真を送ってきてくれました。

それでも、Bistro コーヒーグラインダーは飛び散る量が最小限です。フィルターに粉をうつすのも簡単です。案外とコンパクトで場所もとりません。そしてなにより、スイッチをONにして開始ボタンを押すだけで自動で豆をひいて、止まってくれるのが助かります。手でハンドルを回さなくていいのはもちろん、多くの機械式も秒数指定はできないのでつきっきりになる必要があります。「朝の10秒や15秒になにムキになってんだ」ですが、まあ。

そして「コーヒー豆は新鮮が一番」なのは間違いないわけですが、発注や品質管理に手間などかけていられません。そう、冷凍で解決です。500グラムの豆を4個(計2kg)買って、冷凍庫にぎゅうぎゅうに入れておきます。袋を開けたら、カリタのコーヒーストッカーに移します。500グラムの豆はコーヒーストッカー2個にちょうどおさまります。こちらも、もちろん冷凍です。

豆は使うときも解凍しません。冷凍庫から取り出して、そのままグラインダーに入れます。細かなロジックや出典は省きますが「コーヒー豆は冷凍してしまって問題ない」とされる説が広まりつつあります。S氏はどちらかというと否定的な立場ですが「焙煎した豆は水分も飛んでいるわけだし、最適な保管場所として冷凍庫というのは検討の価値あり」とも言っています。

雑誌やネットの定番コンテンツである「プロが教える、美味しいコーヒーのいれかた」がどれだけ完成されていても、毎朝、妻とあわせて5杯のコーヒーを飲むわが家にあわなければ意味がありません。

また、コーヒー豆へのこだわりも、S氏のように「焙煎機はローン組んで買った。現地で買い付けをしたいからポルトガル語を習得する。ポルトガル語を学ぶにはスペイン語を習得するのがいいからまずはそこから。市ヶ谷に有名な学校があってむにゃむにゃ」というひともいれば、高城剛のように「自分好みのコーヒー? 植樹からでしょ」といったひともいます。

「プロの教え」も無視はしませんが、コンテンツに価値をつけるために盛っただけのムダ知識にムダこだわりが多いのも事実でしょう。わが家ひとまず「V60珈琲王+ボダムのグラインダー+コーヒー豆の冷凍」で、喫茶店を少し超えるくらいの美味しいコーヒーを毎朝、ストレスなく楽めるようになりました。

bodum コーヒーミル BISTRO 電気式コーヒーグラインダー 10903-01JP ブラック

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*1:S氏はQグレーダーの国内200人目から250人目の間くらいだそうです。私はS氏のネット通販を始めるお手伝いもしています。そろそろ販売開始、だと思います。

*2:販売終了品のようです。透明で軽く、フタは開けやすくて閉めやすく、これ以上の実用的な容れ物はない!と思っていたので残念です。

*3:V60珈琲王ではミネラルウォーターではなく水道水の利用が推奨されています。S氏も「水? 東京都なら水道水でいいと思うよ」でした。