「引っ越し回数23回」が考える、後悔しない住まい選び

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昨日のTOKYO FM住吉美紀のBLUE OCEAN」の話題は「引っ越し先の候補を絞り切れなくて困ってるー」でした。古代 ローマ時代からありそうな、人類定番の悩みです。

住吉美紀さんはNHK時代の転勤も含めて21回の引っ越しをしているそうです。そうすると引っ越しのプロっぽく言いたいことはたくさんありそうですが、言葉少なめでした。住まい選びは価値観丸出しみたいな面もあって、たくさん経験したからこそ、安易に口出ししちゃあいけない話題ってこともご存じなのでしょう。

有名人で引っ越し回数が多いのは、手塚治虫結婚前に8回で結婚後に4回ベートーベン17回が思いつきます。飛びますね。わが家も、妻が10回、私が13回であわせて23回(23か所)で、多すぎるとよく言われます。手塚治虫超えたか。

住まい選びではネットを使って検索するのが一般的ですが、検索は「絞り込む」作業の繰り返しです。はじめに地域と価格帯を決めてしまうと、自分では思いつかなかったけど住んでみたい物件が出てこなくなります。検索機能がいけてないんですよね……。

逆に、こういうところがあったら「絶対にイヤ」で検索できると助かるのになあと思うことがあります。「カビが生えそうな部屋は絶対イヤ!」と思っていても、検索条件にするとちょっと複雑になります。

さて、わが家も、「絶対にイヤ」だけは譲らないようにしています。妻も私も勝どきのタワーマンションTHE TOKYO TOWERSのシータワー)経験者なので、住まいへのあこがれのようなふわっとした希望はゼロに近いです。あこがれは1回経験すればOKのようです。

わが家の住まい選びでの「絶対にイヤ」は、大通り沿いであること、ターミナル駅利用であることです。

大通り沿いについて住宅評論家*1は「いまの住まいは防音ばっちりだし、道路素材の改良や自動車騒音が減っていることでむしろ穴場」みたいな記事を必ず書きます。しかし、わが家は、うるさかったり、大気が汚れていたりで「窓を開けにくい部屋は避ける」という考えです。

ターミナル駅は、日常での大混雑が苦手な妻と私にはムリです。ターミナル駅ではなくても勝どき駅の混雑は……いま振り返るとあれもムリでした。以前暮らしていた目黒駅はどうなのかというと、JRを使う分には駅の入り口からホームまでの動線が短いのでOKでした。目黒駅はJRに東急、都営、メトロと「4社の路線があるにもかかわらずホームはたったの2島」で、ターミナルっぽさはないんですけどね*2

どちらも、住まいに「人間の自律神経を刺激させない」要素を求めている結果なのかもしれません。

ふたりで23回の引っ越しを経験したうえで、後悔しない家選びのコツは優先順位ではなく、日々の生活での「絶対」だけを重視するだと思います。価格帯は、高い部屋に住んでもその分だけ稼ごうと考えるようになるので気にしないでよいと思います。そして、「広いけど駅から遠い」「少し狭いけど日当たりはいい」といったことでしぼれなければ、コインやサイコロの出番です。

もちろん、わが家の「絶対にイヤ」である大通り沿いも、ターミナル駅利用であることも、いまの時代はむしろ資産価値維持には効きますし、利便性も高いので歓迎されています。控えめにいっても「気にしない」という方が多いでしょうし、そういった場合はやっぱりコインやサイコロで決めてしまえばよいと思います。

*1:評論家というより、広告関係者として評論というフォーマットを使う推薦屋ですよね。

*2:地上はJRの島式のみ。地下のホームも3社共同利用の島式です。