固定電話の有無と住宅ローン

自宅のネットワークを、光BBユニットを使ったいわゆる無線LANからDeco m5による「Wi-Fiシステム」にしたことで、IP電話BBフォンは使えなくなるのでは?と懸念がありました。

こういった、ルーター機能まで乗っ取らないとメリットが出ないデバイスを使うときの、考慮点のひとつです。でも、そんなときは必ず気の利いた代替手段があるはず、と検索してみると、あまり関係のない「固定電話は社会的信用のために必要」という記事や質問への回答がたくさん、たくさんでてきました。

どうなんでしょう。固定電話は社会的信用のために本当に必要なんでしょうか。

結論からすると、もちろん「いらない」です。住宅ローンでもプラチナなクレジットカードでも高級外車でも問題ありません。よくマウンティングで書かれている「デパートの外商」も「賃貸住まいで携帯電話」でOKです。

FAXを使いたい、家族用の電話番号がほしいといった「必要性」は別の問題です。固定電話の番号をもったり、便利なほかのサービスを契約すればよいでしょう。

記事の内容が本当に正しいかどうかはPVに影響しません。固定電話がないと困るのかな、消費者金融でお金を借りたことがあるけど住宅ローンは大丈夫かな、といった「不安」から検索するひとは、どうしても狙われやすいんです。神頼みのかわりにネット検索の時代です。正しい知識や経験があったり、なにかあってもその時に対処すればよいと考えているひとは、かつて神頼みしなかったように、ネットの検索に頼りません。ネットの検索に頼った「不安」なひとが、そのときの経験を回答し、さらに次の「不安」なひとがその回答を……といった連鎖で、盛りに盛った全部入りの記事が増えているだけです。

住宅ローンにかぎると、いまでは信用情報の共通データベースが整備されていますので、割賦販売などできちっと支払いをしているという当たり前の行動をしていれば、固定電話の有無はもちろん、それ以外の要素でなにかケチがつくことはありません。消費者金融で借り入れをしていても、返済を滞っていなければ問題ありません(もちろん、住宅ローンを組む場合、総額には確実に影響するので借入中であれば審査前に全額返済をすべきです)。

「住宅ローンの審査? 支払い期間と職業の安定性と年収しかみてないよ!」が正しいはずですが、そうすると記事として成り立ちません。ネット記事のライターは、ほとんどの場合文字数でお金をもらいますので、あれこれ不安をあおるような内容を足しているんです。

さて、肝心のBBフォンは、Deco m5のイーサネットポートと光BBユニットのPC用ポートをつないでみたらあっさりと使えました。光BBユニットをVoIPアダプターとして使うのだと位置づければよさそうです。