住まいを売るときの写真

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いくつかの物件情報サイトをみると、最新のデザインやマーケティング動向にしっかりと対応して運営しているサイトと、ウェブはおまけの位置付けで片手間に運営されているサイトに大きく分けれることに気づきます。

ひとつ、疑問として思っているのが、写真掲載です。

マンションの売買で外観の写真がそんなに大切なのか、室内や共有部の写真の枚数も20枚とか必要なのかといった点です。最新の動向に対応しているサイトほど、枚数を厳選する傾向にあるようですが、それでも多いなあと感じています。

また、室内写真が一枚もない、おそらく居住中で室内がとっちらかっている物件でも「写真あり」として、外観や共有部や駅からの途中にあるスーパーやコンビニの写真を大量に載せるのは、ガッカリ度も高いのでやめてほしいと思っています。広告サイトではそれが「写真充実!」とかアピールされてしまうので、本当にやめてほしいと思っています(繰り返し)。

画像がゆがんでいないのを探すのが大変なほどですが、掲載写真のパースがくるっていたり、超広角で異次元の空間をつくりだしていたり、不自然なHDR風味加工をしていたりします。

中古の不動産を売るための最適な写真とは何かを考えずに、適当にとってとにかく枚数を出しているにすぎないようです。いまでは写真アプリ側で自動で傾きなども補正されますが、そういった最低限のことすらしていないのです。

その点、海外の不動産サイトや情報誌は、高い品質を保っています。

アピールすべき1枚を慎重にえらび、それ以外の写真も余計なノイズをいれないように厳選しています。特に米国では、日本とは異なり新築よりも中古流通を重視したマーケットのおかげなのでしょうが、どのサイトも最新のデザインやマーケティング動向にしっかりと対応しています。

私自身が、居住用として何年も済んだ物件を売ったときは、自分か妻の撮った写真を3枚だけ不動産会社にわたして、それ以外は載せないように撮影禁止を依頼しました。過去に何回か売却を経験していますが、この方針は変えていません。室内と眺望をあわせて3枚です。もちろん、外観はつけません。

そして、どの物件も募集から1週間以内で買い付けが入り、そのまま成約しました。

大手で、チラシの新聞折り込みやポスティングを売りにするところも、そのチラシは建物の外観をドーンとアピールするものばかりです。室内写真へは重きをおいていません。これでは、売れるものも思うように売れません。日本の売主はとても不幸です。