就職氷河期世代が困っているって?

就職氷河期に就職した「稼げない」サラリーマンをネタに、自分の主張をあれこれこじつけて書いて(政権と絡めたりね)PVを稼ぐ記事が近ごろ増えたように思います。

単純に、就職氷河期世代=最も世代人数が多い団塊ジュニアで、文字の記事に触れることに慣れているから、彼らをネタにするだけで彼らが釣れてPV的には手軽においしい思いができるんだろうなー、と思いながら眺めています。

彼ら、と書きながら私も就職氷河期世代です。大企業における大卒の新卒求人倍率があとにもさきにも最低だった年次です。妻も歳が一つ離れているだけで状況は同じ、というか、地方都市の女子ということもあり何重苦も背負った就職活動だったといいます。

それでも、日本にいて、日本語を書けて話せるというだけで世界からみたら特権階級なのに、ほんとうに、特定の世代であることが原因で生活に困ってる同世代なんているのか?というのが正直なところなのです。

また、仮に生活に困っているとして、それは(世界的にみても)悲惨と言えるほどの状態なんだろうかと。

それでも、私たちの世代が経済的に困っているとして、その責任が果たして企業や政府にあるのだろうかと。

大企業が採用をまったくしなかったのは、すでに雇った従業員を守るためです。どこの企業にいようが、日本の大企業にいた従業員、その日本の大企業に「私たち就職氷河期世代を切り捨てること」で最大限に守られてきた従業員が、私たちになにかを言う権利はないでしょう。

政府も、限られたお金を私たち以外につかったからこそ、私たち以外の世代の雇用が守られたのです。そのおかげでさんざんいい思いをしたり、守られたりしてきた人間が、手のひらを返して私たちをネタにして政府の責任を問うのはいかがなものでしょうか。

いや、ほんとに私たちの世代が悲惨な「弱者」ってことにしないと都合が悪い、お金を引っ張れない人たちがたくさんいるだけのように思います。

「弱者」を主張して何かをもぎとれるのは、そもそも弱者ではなく「強者」です。雇用問題で税金使うような制度って、たいていがとてもキナ臭いんですな。