会社設立のずっと前に社名ロゴをつくっていた話

2か月くらい前に、会社のロゴマークをつくりました。業者への問い合わせは昨年末から。法人の登記が2月1日ですからそのずっと前ということになります。

結論からいうと、業者やクラウドソーシングサービス、AI型ロゴ作成サービスはつかわず、まずは自分でちゃちゃっとつくったロゴタイプを使うことにしました。いわゆるロゴマーク(シンボルマーク)は単体ではつくらず、社名を少しデザインしたロゴタイプをつかいまわします。

ロゴのデザインについては、昨年末に、まず妻に相談しました。デザイナーの知人が多いからです。結果、知人がデザインすると気に入らなくても断れなくなるからと、プロのデザイナーが担当し、さらにコミュニケーションをとるためにディレクターが介在するという大手の業者に頼むことにしました。

これは、私にとって大失敗でした。イメージを指定せず、ほとんどをデザイナーにお任せすることでロゴがでてくる。そう思っていましたが、現実は、業界ごとに分類された既存のたくさんのロゴデザインから5点くらいを私が選んで(選ばされて)、ディレクターがデザイナーに伝えて、1週間たって、似たようなのが出てくるだけでした。しかも、ロゴを選ぶ前に伝えていた希望は一切無視して。おそらく、希望を言いたいだけ言わせて、そのうえで既存のロゴから選ばせることで「自分で決めた」という納得感をもたせるためのフローなのでしょうが、これはいただけません。

希望していたのは、10年前にも20年後にも使える普遍的デザイン、アルファベットの大文字のみで、青を使う、黄色は使わない、シンボルマークはロゴタイプの先頭文字と全体のデザイン要素を組み合わせたものであること。それが、日本語の社名も入れました、未来への飛躍をイメージしたシンボルマークにしました、先頭文字と全体のロゴタイプを違和感ないようにしました、等々、お前オレの話きいてた?というデザインが続々と出てくるのでした。

そこで打ち切りたい旨連絡すると、新しいデザインを出すので!と来たのでもう少しおつきあいしましたが、また何日かたってからよりひどいものがでてきて、開業前の貴重な時間を食いつぶされるだけでした。デザイナーのプロフィールまでみて、過去の作品や得意分野にこちらか歩み寄るヒントをたくさん追加で出したものの、なんというか、「お前の希望を無理やりねじこんだらこんなデザインになったんだけど、これで満足か?」と突きつけられたような印象を受けるロゴデザインが出てきて、絶句しました。

AI型はいいです。クリックするだけで、おっと思うロゴをポンポンと無限に出してきます。でも、これを社名のロゴにするにはちょっと抵抗があり、サービス名のロゴに使うことにしました。AI型を試して、そのうえで業者に頼んだわけですが、AI型のほうが優ってます。もともとは社名のロゴを頼んだ業者に、サービス名のロゴも頼もうとさえ考えていたのですが、2018年のいまだと、AI型だけでよさそうです。それだけAI型が進化しています。もちろん、価格は圧倒的に安く、作成期間は一瞬、気にいるロゴが出てくる可能性もまた高いのです。

なお、クラウドソーシングサービスは搾取的な感じがまだ拭えず、今回は使いませんでした。デザインの仕事は国籍など関係なく作品、成果物だけの世界での勝負ですから、だれでも世界レベルになれるし、だれでもAI型に負けることがあります。グラフィック系のソフトを少しいじれるだけでフリーのデザイナーを名乗るひとも、たくさんいます。そこで、プロが顧客を満足させられない仕事してて、だいじょうぶかよと心配になるのでした。